こんにちは、ガジュマルです。
今回はセンスについてお話ししていきます。
センスは才能ではありません。誰でも持つことができるものです。
センスは才能?何もの?
センスってなんなんでしょう?
『あの人はセンスがあるなあ』『センスがあっていいなあ』
という言葉を職場でもよく耳にしてきました。
なぜか、自分にはセンスが無いように話すことが多いんです。
でも、勘違いしないでください!間違いなく
『センスは生み出せます。鍛えられます。磨けます。』
センスというものは才能ではありませんよ!
確かにセンスを生み出したり、鍛えたりする中でスピードの違いはありますが、
決して才能がないからセンスがないと思わないでください。
センス【sense】 の解説
引用元 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9/
- 1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」
- 2 判断力。思慮。良識。「社会人としての―を問われる」
センスを磨いたらどんなメリットがあるの?
はい。ズバリ、生活がしやすくなります。褒められます。自分の価値が上がります。
そうなんです。いいことだらけなんです。
しかもちょっとのコツでセンスは磨けるはずなのに、磨かない人が多すぎるのです。
参考に職場での例を一つ挙げます。
センスがないと言われ続けた新人救助隊員
僕が救助隊になり3年ほど経った頃、私と同じ隊に新人救助隊員が異動して来ました。A君とします。
そのA君は消防学校を出て、消防隊として頑張っていました。
しかし、いい噂を聞いたことがありませんでした。
「何回教えても覚えない」「要領が悪い」「センスがない」
こういう噂がいろんな方面から流れて来ました。
私は人に対し、偏見を持ったり、思い込みで接したくないのですが、
とんでもない後輩が来るのか。。と身構えてしまっている部分もありました。
それと同時に、僕は指導方法にも問題があるんじゃないかと思っていました。
その時から、センスていうものは磨けるんじゃないかな?と思っていたので。
そのA君は救助隊に配属されてからとにかく一生懸命でした。
確かに不器用で覚えがいい方では決してありませんでした。
元々所属していた消防隊からは「大変やろー」とか「あいつセンスないやろー」
とか色々言われ、カチンときて、その夜A君と「絶対見返すぞ!」と話合いました。
A君のいいところは一生懸命。ちゃんと反復する。明るい。
これだけいい材料があればあとは教え方次第でなんとでもなると確信しました。
まず、なぜ物覚えが悪いのかを考えて見ました。一生懸命で反復もするのに、、
それは、なんのために、なぜやっているかをきちんと理解していなかったから。
救助隊は消防隊に比べ機材も多く、周りからの期待も高い、細かいこだわりや手法などもたくさんあります。
たたでさえ、不器用なのにもう頭の中はパンパンです。
ここで一つアドバイスをしました。救助隊の本来の目的はなんやと思う?
「人を安全・確実・迅速に救うこと」これが本質やで。
そのために自分に何が足りていないか。何を優先的にしなければいけないか。これを考えよう。
もちろんすぐには良くなりませんが、明らかに行動や考え方が良くなっていきました。
やはり本質に基づいた行動や考えが大事なのです。
あとは、僕や同じ隊の仲間が、学校では学べない現場や訓練で学んだ失敗や成功を織り込みながら一緒に訓練や現場をこなす。
時には一緒に風呂に入ってバカな話や真面目な話も。
センスとは関係ないかもしれませんが、指導には萎縮は厳禁だと考えています。
元々明るい存在であったA君は、気づけば救助隊としてオレンジが似合う男になっていました。
姿だけでなく、きちんと技術も伴って。
その証拠に、新人救助隊員や救助隊になりたいという意志を持った人が集まる
救助課程と言われる教育の場で40人中1位の成績を収めました。
実技、学科の合計点数で成績が決まるので、もちろんA君の努力もすごかったと思います。
でも確実に、センスが段違いに上がったからこそ、実技でも評価されたんだと思います。
このようにセンスがないと言われ続けた新人救助隊員がしっかりとセンスを磨き、評価されるんです。
センスとは「本質+経験+反復」だと考えます。
経験をせずに結果を出せる人もごくたまにいますが、それももしかしたら似たような経験や体験から、本質を見抜き、センスを出せた結果かもしれませんね。
基本的には物事の根源となるものや本質を確実に把握して、何かしらの経験をして、その経験から得た失敗や成功を反復することでセンスは磨けるものだと考えます。
誰もが実践できると思います。この方程式に気づいていれば。
経験は一丁前でも本質に気づいてないから、無茶苦茶なことしたり、順番を間違えたりしてしまうんじゃないかなと。
経験しても反復しないから忘れてしまうんじゃないかなと。
改めて
センスと才能は違います。センスは誰もが磨けるものです。
今日のレベルアップ
今日はセンスと才能の違いやセンスは誰でも磨くことができるということをお伝えしました。
センスは本当に万能です。僕もまだまだですが、一つの分野でもセンスを磨くことができれば、色々なことに応用が効くんです。
「センスあるなー」「センスの塊やなー」
と言われたら自信も付きますし、たくさんの人に一目置かれます。
ただ、調子に乗らず、常にセンスを磨き続けましょう。
人と比べる必要もありませんので、自分のペースでセンスを磨きましょう。