こんにちは。ガジュマルです。
命をまもる上で、一番シンプルなことを伝えたいと思います。
簡単だけど難しい。そんなお題です。
最も『かんたん』で最も『むずかしい』こと
いきなり矛盾から入りましたが、生きていく上で非常に大切なことなので、伝えたいと思います。
みなさんはどれだけの『当たり前』を知っていますか?持っていますか?
人それぞれ、『当たり前』は違うと思います。
9割の人が『当たり前』だと思って行動しても、1割の人には『当たり前』じゃないんですよね。
当たり前にやるべきことをできなかったり、やらなかったりするときに、人は怒ったり、失望したり、はたまた事故をしたりするんですよね。
当たり前のことをやるのは当たり前だぞ。
だって、当たり前だから。
そのとおりです。人の当たり前と比べて、その当たり前を統一するのは難しいですよね?
だから、今回はそこの部分は置いといて、自分の当たり前に向き合ってみよう。
『あなたは自分が当たり前だと思うことについて、当たり前に行動していますか?』
例えば、、
・絶対に信号無視はしていませんか?
・歩きスマホはしていませんか?
・ごみのポイ捨てはしていませんか?
上に挙げた3つの例は小学生にも通じる『当たり前』ですよね?
この3つ全てを今までやらなかった人は当たり前マスターです。
これ以外にもたくさんの当たり前があって、人はそれぞれ当たり前を無視することがあります。
その理由が、ミスであったり、うっかりであったり、意図的であったり様々ですが、人は当たり前の行動ができないことがあります。(行動心理学的なところでも扱われていたりして面白いので、また機会があれば紹介したいと思います。)
でも、深夜の誰もいない赤信号とか渡っちゃうじゃん。。
はい。逆にそれを心のどこかで正当化して、当たり前にしてませんか?
当たり前まではいかなくても、自分の当たり前からは少し外れているよね?
ここが危険信号です。
自分の当たり前ルートから外れたときに事故は起こりえるんです。
僕の現場でのお話をしますが、
消防という組織は、ほとんど毎日訓練をします。
それは、災害現場において、訓練でやったことを遺憾無く発揮し、市民の命や自分の命を守るためです。
救助訓練や火災訓練など色々な訓練をしています。
中には難しくて3時間ぶっ通しの訓練などもあります。
ただ、上方を確認して(上から物が落ちてこないかなどを確認)面体(煙の中に入るためのマスク)をつける訓練。
いわゆる超基本的な訓練は消防士なら1000回以上はしています。多分。
だから体に染み付いている。まさに当たり前の行動になっていました。
ある火災現場で、隊長から「中に入って見て来てくれ」という命令があり、
普通に面体をつけて中に進入しようとしました。
気づけば、燃え盛る玄関先で、立って、上も確認せずに面体を装着していました。
体に染み付いたはずの行動がこんなにもあっさりと消え去ってしまうんですよね。
これはなぜかというと、早く進入できたり、ちんたらやってる暇がないぐらい焦ってたりと色々、本当に色々理由はあると思います。
でも、そのときに上から瓦が落ちてきたら?電気のコードがブラブラしてたら?
本当に危険なんです。でももっと危険だったのは、、、
これについて、誰にも注意もされなかったんです。
だってみんなそういう経験があるから。
今回はたまたま何もなかったからいいです。でも、瓦が当たってたら?
「当たり前の行動ができていなかったから」
「なんで当たり前のことをしなかったんだろう」
こう責め立てられます。間違いなくです。
今の例は消防だけではありません。
車の居眠り事故のニュースを見ていて、
「なんで居眠り運転すんねん。」「なんで、休憩せんかったんやろ?」
って思ったことないですか?
これは当たり前だと思っているからです。
ニュース等を見ていて思うところはたくさんあると思います。
でも、その前に
『当たり前のことを当たり前にできてますか?』
この言葉を思い浮かべて下さい。
当たり前のことを当たり前にできていると思っている人が本当に多いです。
今一度、振り返って見て下さい。
この振り返りがあなたや周りの人を救う可能性を秘めています。
自分は完璧な人間ではないはずです。
1個でも当たり前のことを当たり前にできるようになりましょう。
そうしたら、いたたまれない事故は確実に減っていきます。
・今日のレベルアップ
読んでいただいたら、まずは実践して見ましょう。
自分の当たり前が何かを知りましょう。
当たり前を当たり前にできると人は認められます。自信がつきます。
基本的なことも実は、人から見ると、できていないと思われていたりもします。
恥ずかしがらず、行動あるのみ!
今日も生きる知識を蓄えましょう!